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10種の方の茫洋とした感じ

開型。

 

10種の方は、なんだかぼんやり、茫洋としている、と言われています。

 

先日操法にいらした方が、どうにも曖昧で体癖がわからなかったんですが、操法を終えた後に、少し話をしていましたら、一向に帰らないんですね(笑)。

 

いつお帰りになるのかな~、っと思っていたんですけど、ご本人が「私はなかなか帰らないんです」と訥々とおっしゃるので、爆笑してしまって、ああこの方は10種なんだ、とわかったんですね。

 

野口整体をやっていて、色んな方のお身体を観させて頂くんですけど、こういう瞬間が愉しいんですね。

 

背骨を調べて得た情報とご本人の言動が一致して、それが野口整体の理論と私の頭の中で合致するんです。

 

10種の方の中にはお終いをスパッと切れない人がいるんですよ。

 

切断する感じが嫌なんでしょうね。

その場の空氣でも。

人間関係でも。

 

5種の方は逆にスパスパ切断してサッサと次に向かいます(大抵の5種の方は操法の後の予定が入っています)。

 

以前5種の方が車の鍵を道場に忘れてしまって、僕が駅まで走って行って届けたことがあるのですが、予定が詰まり過ぎで、見切りが早過ぎで、忘れ物をすることがしばしばあるんです。

5種の方の後ろを振り返らない潔さも、爽快感があっていいですよねえ。

 

皆さまの個性が様々で本当に毎日面白いです。

 

ともかく、10種の方は終わりの方がぼやけることが多くて、体癖修正をすればもう少しその辺の時間の感覚が変わって来るんですね。

テンポというか。

 

マリリン・モンローが10種だったとされていますが、死に方も自殺なのか事故なのかなんだかよくわからないままに、ぼんやりと睡眠薬かなんかを飲んで、この世を去るんですね。

 

色々な生き方死に方があって、僕はそれを身体を通してみつめていきたいんです。

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