腹と無意識
- 湯本裕二

- 4 日前
- 読了時間: 2分
妻に腹を押さえて貰ったんです。
他者に押さえられてはじめて分かる身体の状態というものがあるんですね。
頭とか、腕とか、足とかはある程度は自分で押さえられます。
自分で触って状態を知って調整も出来るのですが、腹に関しては自分では自分の腹を押さえられないと実感しました。
何でかな、と思って、あれこれ考えたんですけど、最初呼吸かな、と。
呼吸に沿って押さえますから、自分の呼吸を意識し過ぎるからかなとか。
でも、胸郭は自分で押さえられるんです。
結局ね、無意識なんです。
自分の腹を自分で押さえられないのは、自分の無意識を自分では認識出来ないことと同じなんです。
腹には無意識が現れているんです。
だから自分では押さえられないんです。
自分の無意識を押さえようとすると、無意識に自分で逃げるんですね。
自分の無意識を自分で完全に把握出来たら、それは無意識とは言わないんです。
自分では把握できないし操作出来ないから無意識なんです。
人体の配置的には一番自分で押さえやすいんですけどね。
自分では一番押さえにくい処がここなんです。
ですので、他人の腹を押さえる時に最も大切なのは礼節です。
だから型が重視されるのです。



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