尾骨の未来
- 湯本裕二

- 6月16日
- 読了時間: 2分
操法で尾骨を使うことがあります。
問題があると曲がっているんですね。
歯に結びつきが深く、故に呼吸器とも頭とも関係します。
子供時分は尾骨は3つに分かれていて、大人になると4つになるとされています。
出産時に尾骨が折れることがあります。
そうすると産後、その元妊婦さんの頭がおかしくなると言われています。
人が座ろうとしているところで椅子を引く、危ないいたずらがありますが(これをされた方が引かれた椅子で脊椎を損傷して下半身不随になった事例がありますので絶対にやらないように)、私の妻が若い頃これをされてそれ以来、尾骨がおかしいとのことです。
頭に何らか影響があると思います。
ところで、尾骨は通常左右のどちらかに曲がっていますが、稀に前後に曲がっている人がいるのです。
通常体癖が前後型の人がそうなるようです。
古い資料を観ても、尾骨についての詳細を発見できません。
あまり理論化されていないようです。
愉氣をするんですが、尾骨の愉氣は凄く難しいです。
技術的、というより時代的な問題で、なかなか尾骨に延々と愉氣をするのは難しいです。
仲の良い友達くらいです。氣楽にできるのは。
尾骨の研究は昔から難しかったのだと思います。
ただ、不思議な骨ですよね。
頸椎、胸椎、腰椎、とも目的と出自が違う骨です。
猿の時代の尻尾のなごりですから。
人間のなかのとても古い部分に関わっていると同時に、進化して今の形態に収まったため、新しい目的があるのではないかと思います。
通常は歯並びか精神的に問題のある人に使うくらいですが、掘り下げていけばもっと決定的な使い方が出来るような氣がします




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