top of page
  • X
  • Instagram
  • Line

小さい音、小さい動き

小さい音で演奏される、若しくは意図して小さい音で録音されている音楽があります。

 

好事家はそういったサウンドを「物音系」などと称します。

 

まあ私もそういった音楽は好きなわけです。

 

ゴソゴソ物音が鳴っているだけだったりするんですが、物質や音塊そのものに集注するという行為が愉しいんですよ。

 

それで私は戯れに音楽や音を頭の中で再生することがあるんですけど、ある人を操法中に、ふと頭の中でその物音で構成された楽曲を再生したんです。

 

その瞬間、操法の理解が大きく深まったんです。

 

大きく動いたら駄目なんですよ。

小さく動くんです。

 

意図したり、理論で動いたら駄目なんですよ。

 

石と石を擦り合わせて小さな音を出すような集注が最善なんです。

 

この場合、この二つの石は、被施術者と施術者なんですが、この二人を接触させて擦っているのは、人間でなく天然なんです。

 

芸術だけが、我々をこういった意識状態に導いてくれるんです。

 

こういった時にだけ、良い意味で病を忘れられるんです。

 

病を忘れない限り、病は消えません。

最新記事

すべて表示
穴追い

今日の整体教室は穴追いでした。   お集まりいただいた方々、ありがとうございました。   穴追いというのは、この時季の寒くなりはじめに行う愉氣の一つの方法です。   この一年の神経疲労を取る身体の大掃除です。   皆さん初心の方々だったのですが、とても良い集まりになったと思います。   愉しかったですね。   過去の身体の歴史と神経疲労が繋がっていたことに氣付いた話が出たり、身体様々でありまして、

 
 
 
枯れた花に水

枯れた花に水をやっても蘇りません。   これは真実です。   脳梗塞で脳細胞の一部が破壊されている人を観ると、どうにもならないと感じます。   死んだ細胞は蘇りません。   愉氣は魔法ではないのです。   ただ、まだ生きている細胞に働きかけることは出来るのです。  ...

 
 
 

コメント


bottom of page