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フルートと無意識の身体的要求

趣味でフルートを吹いている方。

 

スタッカートが上手くできないとのこと。

 

舌の根の方と喉の奥の方を使うらしいのです。

 

舌の動きは腕の調律点で、喉は頸椎5番で、そこを調整していたんです。

 

操法が終わった後に、舌と喉のことを聞いたんですけど、そのことを聞く前に操法中にその個所を調整していて、ああ、やっぱり自分の見立てが合っていたと、ホッとしました。

 

それはそれとして、フルートを吹かれていること自体が、何か自分の身体を自分で変えたくてやっていることなんですね。

 

舌と喉ですので、なんというか「叫びたい」というか。

身体の裡からの要求なんですが。

 

クラシック音楽なので「叫び」を思考で囲い込んで、身体で造形していく、という感じですけど。

 

ある曲をある楽器で演奏する、ということが、そのままその身体が必要な何かを獲得するということなんです。

 

作曲家には作曲家の、演奏家には演奏家の、聴衆には聴衆の身体と精神の要求があって、音楽は成り立っているんですね。

 

因みに自分は長いこと身体がほとんど関与しない音楽を作っていましたが、それはそれで、得るものがありました。

 

自分にとっては音楽も整体も、身体に纏わる神秘なるものです。

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