走馬灯
- 湯本裕二

- 7月15日
- 読了時間: 1分
最近、私走馬灯を見たんです。
目を瞑って子供の頃のことを思い出しながら横たわっていたら、バーッと次々忘れていた映像が浮かんだんです。
「俺死ぬのかな~」と呑氣に観ていたら、ふと我に返りましたけども。
その時は何故か嫌な思い出は思い出さなかったですね。
何でもない70年代80年代の服の一部分とか、家具の映像とかでした。エピソードはありませんでした。
90年代以降の映像はその頃はもう子供という感じでもないので、見えませんでした。
やっぱりセピア色でしたね。
最近、脳の使い方が変わってきたようで、妙なことばかり起きます。
普段全く思い出さない、数十年前の記憶も脳の中に収納されています。
生涯何度も取り出して思い出す記憶、というものもあるんですけど、一生の内に一度しか思い出さない記憶もあるようです。
子供の頃に見た、何の印象にも残らない風景は、大人になって見直しててみるとたいへん印象深いものでした。
多分私の自我にひびが入って壊れてきているんです。
時代が大きく変わろうとしているんでしょうね。



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