8種のことが分かってきた。
体癖は一種類づつ理解が進む。
指導者の側に立たないと分からない。
毎日身体を観て、型通りに押さえて、反応を観て、指で触って確かめて、話を聞いて、持病を聞いて、生活を知って、はじめて体癖の理解が出来る。
ネットでは色々書いておられる方々がおりますが、私も昔は野口晴哉の本を読んで好き勝手なことを言ったり書いたりしていましたから気持ちは分かりますが、体癖に関しては専門的に学んで、実際に他人の身体に触れるようになると、語ることが実に難しいです。
下手なことは書けなくなります。
8種の基本操法というものがあります。
8種の身体の調整すべき処に対する型なのですが、8種の場合は鈍りやすい処です。
1種なんかだと、普段からよく使っていて疲れている処が対象になっています。
ですので、例えば1種の基本操法に関しては、1種ではない人が、理由があって1種的に頭を使った時などに使うことがあります。
5種の基本操法は、5種的な言動が求められる時に使うこともあります。
奇数の体癖はなんというか積極的な動きの結果、必要になってくるんです。
対して、8種など、偶数の体癖はやはり受け身です。
例えば6種の基本操法は季節的に湿気が強くなると、使います。
4種は感情が内向した時。
そして8種は加齢などにより、身体が鈍ってきた時。
偶数と奇数で体癖のあり方自体がかなり違うんです。
陰と陽みたいですね。
人間という存在にはどちらも必要不可欠なのでしょう。
とにかく野口晴哉は「指にて会すべき」とおっしゃっています。
指と手を通して会った体癖だけが本当のものであるといえます。
体癖に集注すると、病が消えるんです。
ものの見方の話なんですが、重要なことだと思います。
病に集注すべきではないんです。
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