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操法の流れ
操法の実際をごく大雑把に説明しますと、身体の固い処を弛め、弛緩した処を引き締め、氣が欠けた処に愉氣をする、ということになります。
その時その瞬間のお身体が求める方向にすべてが進みますが、大枠としては、俯せになっていただいて背骨を調べ、身体の各調律点を押さえ、関節を動かし、愉氣をします。
整体操法とは、病氣を治すため、というより自身の身体に潜在している力を呼び起こすためのものです。
整体操法は、関節を動かし骨格を修正し、血液やリンパ液の流れの停滞を改善し、自律神経の機能を正常化し、免疫系の機構を動的に機能させ、自然治癒力を高める、という科学的な説明も可能でありますし、また期待していただいても結構です。
急激に、あるいは無理やりに関節を動かしたり、強い痛みを与えたり、といったこともしません。
しかし、本来的に整体の身体に対する技術と知識の体系は科学や医学の範疇になく、野口晴哉先生の制定された整体操法の実態は生命の動きそのものに焦点を合わせることを目的としています。
我々は、病氣を治す、という後ろ向きな姿勢ではなく、全力を発揮して生き抜く、という目的のために生まれてきたのです。
健康にとっては病気や怪我は乗り越えて利用すべきものです。
整体操法を受けるのにわざわざ症状を作る必要はありませんので、病の自覚が無い方にも、身体を耕すというようなお気持ちで、お越しいただきたいのです。
矛盾した言い方になるかもしれませんが、構えずお気軽にお受け下さい。
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