息子と公園で追いかけっこしていたんです。
で、「ショートカットする!」とかいって、野球グランドに入って行って、その日は雨の翌日でぬかるんでたんです。
転んで。
泥だらけになっているんです。
それで、「きもちわるい」とのことで急いで家に帰って、妻に「ぬるぬるしてきもちわるいよね!」とかなんとか。
息子にとって初めてだったんです。
このぬるぬるした気持ち悪さが。
気持ち悪いことでも、それが初めてのことであるなら、感動があるんですね。
大人になると不快なだけですが。
そこでふと、考えたわけです。
自分の整体もいつの間にか前例ばかり追いかけているなあ、と。
そこまで前に習う必要ありますかね?
野口晴哉先生(先に生まれた、というだけの意味の敬称です)が亡くなって50年近く経ちます。
操法の型が作られたのはもっと前で、60年、70年、80年前です。
その頃と日本人は随分変わりました。
日本人だけでなく世界中の人が変わっています。
昔の操法の型が今も使用に耐えるかどうかは、私が現状をよく客観的に観察して決めます。
だって、幾つになっても感動したいじゃないですか。
不快でも未知のものに触れる愉快さを私は重視したいです。
無鉄砲に足元も見ないで走り回る息子を観てそう思ったんです。
Comments