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熱中症

執筆者の写真: 湯本裕二湯本裕二

息子が軽い熱中症になる。

 

というか、症状を追跡して観ていくと、完全に風邪。

 

現在の医学的に熱中症という症状が正確にはどう定義されているかは知らない。

興味が余りない。

 

『傷寒論』という中国の古い本がある。

風邪についての本。

「寒」が身体に入った時にどんな身体の状態になり、どう治療するかの方法が記述されている。

 

それでその知識を前提にして、できるだけ偏りのない目で息子を観てくと、「熱」が身体に入っても、やっぱり風邪を引く、というのが私の今の結論。

 

経過が完全に風邪の経過。

 

どうも季節の変わり目にそのこれからの季節に適応するために風邪を引くという面と、そもそも成長の過程で身体が風邪を引きたい、という面とあるようだ。

 

昔は「夏風邪」といった言葉があったけど、現在の「熱中症」とされている状態のなかに「夏風邪」が包摂されている氣がする。

 

息子は胸椎5番と10番が捩じれていたのだけど、この熱中症(私の個人的な定義だと「熱」による風邪)によって、熱が出て汗をかくことで、この捩れが取れた。

 

憑き物が落ちたように顔が変わった。

 

なんであれ、風邪は使いようなんです。

上手に経過すれば以前より健康になるんです。

 

それと、現代では、ウイルスとかが身体の外から入って風邪を引くことになっていますが、そもそも風邪を引きたい身体が、自分の身体を変えるために、ウイルスなどを利用して風邪を引いていると思います。

 

野口整体はそういう目を持ってます。

 

この見方は科学でも理論でもなく、客観で事象を観るか、主観で事象を観るかの違いです。

 

とはいえ、背骨の状態を触って確かめて客観的に観てもいるんですけどね。

 

いずれにしても経験のまとめです。

理論ではないです。

 

一応言っておくと、常識として、寒すぎたり暑すぎたりすれば、人間の身体は致命的なダメージを受けますので、これからの季節、熱中症にご注意下さい、ということに変わりはありません。

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