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執筆者の写真湯本裕二

虚の活用

多くの個人的事件が身体に堆積しています。

 

今の身体が目の前にあるのですが、今のその身体の様々な特徴は過去の歴史の上に成り立っているのです。

 

身体に触れて、話を聞くと、様々な負の要素が、連環しています。

大人の場合です。

 

それら負の要素の多くは身体から排除できないです。

 

身体の歴史の上に、現在の絶妙なバランスが成立しているからです。

 

では、負ではなく、正の要素を観ていくかというと、そうでもなかったりします。

 

良い面を伸ばすといいますが、難しいものです。

良い面であっても、伸びるかどうかは、運に依存します。

 

大人になり、社会を知ると、負でも正でもなく、虚にしか注意が向かなくなります。

 

むなしいからです。

 

ですので、「虚の活用」をするのです。

 

そんなに難しい話じゃないんですね。

 

だって何が正しくて何が悪いか、ほんとうには分からないんです。

 

年を取るとそうなります。まともな人間なら。

 

呼吸の間隙、連環の間隙、関節の間隙、言葉の間隙、過去と未来の間隙、個人と社会の間隙、病と健康の間隙。

 

全部、虚です。

 

これらに集注すると、呼吸が深くなることだけは間違いがない。

 

主観的には時間が止まります。

 

不思議な感覚ですが、感覚や思考が虚に向かうと、身体が整います。

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