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執筆者の写真湯本裕二

アトピー

更新日:6月4日

アトピーの方がいらっしゃっていて、操法する処は当然、皮膚系統の腰椎1番とアレルギー系統の肝臓が中心になるのですが、他にも色々な要素が絡まりあっていまして操法の内実を語るのは難しいです。

 

身体の中にネットワークがあるんです。

 

ある処を押さえると、別の処に反応があるんです。

 

この症状にはこのツボ、というのは素人向けです。

 

よく観察すると、一般的には全然関係ない処を押さえる必要が出てくるんですね。

 

ある時この方から「自分の動きが固いのは、子供の頃、痒くなるから身体を自由に動かせなったから」と聞いたんです。

 

確かに動きが固いんですね。

でも今ではそこまでアトピーは酷くないんです。

 

習い性になっちゃてるんですね。

 

これは、聞かないと分からなったですねえ。

なるほどなあ、と。

 

動きそのものは背骨から指二本分外側の二側というところで観るんですが、ここは随意筋を統括しているんですね。

 

たしかに硬直しているんですが、だとすると、これはもはや意味のない硬直なんですね。

 

こういういまでは無意味な身体の記憶を消したいんですが、ここから先は潜在意識教育の領域になっていて、これは高等技術なんですね。

 

潜在意識は、背骨から指一本分外側の一側の領域なんです。

 

そこに語り掛けていきたいなあ、と思うんですが、やっぱりこれがなかなかこっちの言うことを聞いてくれないわけです。

 

でもまあそれにしても、ここは薬では絶対に届かない領域です。

 

野口整体ではその領域が操法の対象になることもあるのです。

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