5種と3種が前景化、8種は後退していく
- 湯本裕二
- 2月16日
- 読了時間: 2分
長く観させて頂いている方。
ずっと8種であるのは間違いない、と思っていたですがこの春を境に、5種と3種が前に出てきている身体になっていて驚く。
聞くと最近はジョギングしているとのこと。
前に前に動きたい、という身体になっているんですね。
さらに左右にも動きたい、という身体なんです。
これまでは捩じって耐えている身体だったんです。
それが、春にふっと弛んで前後と左右に動きの豊かさが出てきたんです。
ただ、よく言われていることなんですが、前後と左右の動きが重なると、必然として力学的に身体は捩じれるんですね。
最近この辺りの観方が細かくなってきました。
つまり、ただ耐えて身体が捩れるのと、積極的に、前後と左右に動いて力学的に身体が捩れるのとは、同じ捩れるのでも意味が違うんですね。
体癖論というものがありますが、ほんとうに難しいです。
体癖は静的なものではないです。
動いている人間の身体の動的な構造を把握するための理論です。
椎骨をただ指で触ってそこが捩れているから捩れ体癖だ、というのは根本的に間違いなんです。
捩れる理由なんです。
その理由が動きになって身体と精神と人生を作っているんです。
理由とは、突き詰めると外的な環境に対する感受性の速度と方向です。
それも波によって大きく変化します。
波といいますが、人間社会の総体が大きな波を作っています。
個人の身体の波がその社会の波に乗っかります。
季節の波もあります。
錯綜しています。
整体操法というものは、その瞬間を輪切りにして切り取るようなものです。
瞬間の写真を撮るような感じでもあります。
言葉はその瞬間を拡張します。
こういう文章を書いているとなんだかぼやけてきます。
ぼやけるので、もう一回手を当てるんです。
ですので、毎月私の下に来て頂いて、着手出来るのはとてつもなくありがたいことなんです。
身体の変化に触れると、生きている、と実感します。
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