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野口整体は東洋医学ではない

野口整体では風邪を悪とは捉えていないんです。


野口整体は東洋医学ではないんですね。

 

風邪を利用して、より健康に成ろうという思想です。

 

こういう考え方は東洋医学にはないんです。

 

東洋医学や鍼灸では、「風邪(ふうじゃ)」などといいまして、身体を壊す悪いものとして捉えています。

 

良い面はゼロ。

 

野口晴哉先生は幼い頃に鍼師の伯父さんに育てられていましたので、基本的な東洋医学の知識は当然あるんですね。

 

それでも、風邪を悪としなかったんです。

 

身体の観察によってのみ真偽を決めたんです。

 

知識より自分の手で触れて感じたことを優先したんですね。

 

身体を虚心に観察しますと、風邪は身体に有益な面があると。

 

育ての親と、自身の文化圏に属する思想を否定するのは並大抵のことではないと思いますが、それでもそういった思想に到達したんです。

 

ともあれ、風邪は使い方次第で身体をより健康にするための状態と考えています。

 

ですので、野口整体では「風邪が治った」とは言わないんですね。

 

「風邪が経過した」と言うんです。

 

健康というものを動的なものと捉えているんです。

 

普段の平熱の状態が善で、発熱したりして平常でない状態は、あってはならない異常な状態である、とは考えないんです。

 

風邪というのは避けるべきものでなくて、引いて当たり前で、その風邪を引くことで、引く前より、身体が調整されて健康になるんですね。

 

風邪を上手く経過すると、身体が弾力を取り戻してサッパリします。

 

普段の生活で弛まない処が弛むんです。

 

普段の活元運動とか、整体操法というのは、風邪を滞りなく経過するための身体作りとして行っているんですね。

 

とはいえ、ただただ無意味に風邪を放置して身体を壊した、と苦情を言われても私としては困ってしまいます。

 

風邪はただ放置して良いわけでは無くて、順当に経過するための方法が色々あるんです。

 

それを音和塾ではお伝えしているんですね。

 

野口整体の理論というものは野口晴哉先生独自のもので、東洋医学でないですし、ましてや西洋医学の範疇にもないんですね。

 

これからじょじょに風邪の季節ですので、こういったことを書いてみました。

 

皆で風邪に対する認識を変えていきましょう。

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