ホロスコープを観るじゃないですか。
それがかなりのホロスコープであったとするじゃないですか。
あれこれ聞いて話し合って「これは相当身体が壊れてるな」と思うじゃないですか。
西洋占星術の占い師だったら、満場一致で身体が壊れているチャートなんですよ。
明らかに。
それで、私は野口整体の整体指導者でもあるじゃないですか。
ですから、身体も直接触って観るんです。
ですが、身体は全然、丈夫なんです。健康です。
これは占星術師の私にとっては、衝撃的ですよね。
そんなはずない、と。
壊れてるはずだ、と思うんです。
でも、同時に、もしこの方が、最初から整体に来たとしたら、本音も、バックグラウンドも話さないんと思うんです。
その場合、たんに「健康な人だなあ」と、処理するはずです。
占星術と、整体と、両方の観方をできるから、そのギャップにショックを受けたんです。
つまり、その過酷な運命に対して、身体が異常に強い方がいるんですよ。
なんで、こんなに過酷な運命なのに、同時に、こんなに身体が弾力があるんだ、と。
信じられないくらいに、過酷な運命でありながら、とてつもなく強い身体で生まれついている方がいるんですよ。
現実にいるんです。
これは占星術と整体と両方を一定水準で習得している私にしか分からない事です。
元々持っている能力と、背負っている運命が違うんです。
そういう人物が実在します。
また、その方は社会の前面には進出しません。
チャートを観ると分かるんです。
多くの人には知られることのないままに、この世を去るはずです。
身体は公平ではないんです。
権利は公平ですよ。
私は平凡な人間です。
父親はタクシーの運転手でした。
平凡な家系の私があれこれ解釈します。
世の中は面白いものですよ。
それで十分じゃないですか。
特別に生まれついている方にも、尋常でない悩みがあって、その苦しみは、平凡な人間と大差ないことを知るとよいと思います。
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