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執筆者の写真湯本裕二

更年期障害、卵巣、甲状腺

更年期障害は女性ホルモンの低下の為、様々な症状が生じるとされています。

 

最大要因としては卵巣の機能低下があげられています(家庭職場の環境などによる、心理的ストレスを要因とする不定愁訴は今回は言及しません)。

 

卵巣でなく甲状腺の異常で更年期障害の様な症状の方もいます。

 

卵巣は胸椎11番で、甲状腺は頸椎4番で観ます。

 

ホルモンとは無関係な、自律神経の問題に関しては別の処で観ます。

 

いずれにしても触れて判断します。

 

この辺りは結構簡単に分かります。

 

最近の医者はほとんど触診しません。

触っても分からないでしょう。

メソッドが無いからです。

計器の数値とパソコンしか見ない。

 

それでいい人はそれでいいんです。

 

それはそれとして、更年期障害で難しいのは、外側から何かウイルスが入ってきたのが原因の病でなくて、裡側の臓器の機能低下が原因の障害だからなんですね。

 

筋トレとかしても回復しないんです。

原因は不随意の臓器にあるからなんですね。

 

意志の力ではどうにもならない。

 

こういったものに関しては薬や手術では対処療法にしかならないわけですね。

そして薬や手術は副作用が必ずあります。

 

では整体で出来ることは何かというと、やはり、川の流れに石を置いて流れを変えて、川の形を変えていくみたいなやり方を取るんですね。

 

働き過ぎを抑えたり、機能低下の機能を上げたり、全体を観て、老いを受け入れられるように身体の行き方を変えていくんです。

 

対処療法は対処療法なんですが、私は一番正しいやり方と思っています。

 

沈む夕日を止めることは誰にも出来ないんです。

ただ苦痛を少なくして見守るんです。

 

更年期障害は、若い頃の思想を変えないと乗り越えられません。

 

私も四十代後半ですが、もう我々は若者ではないんですよ(笑)。

 

更年期障害は、むしろ考えや行動の方針を変えるチャンスととらえて欲しいです。

 

これから益々、老いて、強く、逞しく生きるのです!

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