春の身体、占星術的な状況、情報空間と身体
- 湯本裕二
- 4月29日
- 読了時間: 3分
整体では、春に歯の治療をするのは影響が大きいとされています。
身体が弛んでいるからなんですね。
弛んでいるところで、歯の治療をするとせっかく季節と共に弛んでいく方向の身体が緊張しますので色々と不協和が生じるんですね。
筋肉も神経もです。
どうせするなら、元々皮膚も筋肉も神経も緊張している冬にするのが影響が少ないとされています。
なのですが、これは理想論です。
人生様々なタイミングがあります。
整体を勉強していてこういったことをよく知っているのですが、それでも矯正する、という方が来ました。
話を聞くと「今しかない」という感じなんですね。
占星術の話をすると、牡牛座の新月であったし、火星冥王星と太陽がTスクエアで、天王星が牡牛座の最後の段階を運行中です。
この配置は、身体であるとか物質的なことに関して、かなり強氣に改革や改造したいという欲求が強まります。
壊れるはずの無いものが壊れる、という観方もできます。
このエネルギーを上手く使えば、動かなかったものが動きます。
消極的な意味としては、自分自身が認識していなかった物質の構成を裏側から、自分自身によって破壊するという意味にも取れます。
エネルギーとその方向は平等で等価値です。
その使い方や解釈は自分次第です。
「野口整体ではこうなっている」という定式があって、私もそれに基本的には従いますが、季節に関する捉え方は通用しない部分も増えてきたかな、と思っています。
野口晴哉死後の50年で季節に対する情報空間の優位性が増したからです。
あきらかに、現前する季節の身体への影響より、情報空間の身体への影響が大きいことがあります。
のんびりじんわり春という季節が身体に影響する、わけでは必ずしもなかったりします。
善悪でも好悪でもなく、容赦なくそうなってます。
冥王星が水瓶座に入宮してからはとくに顕著です。
私自身が上下型2種なのでこの感覚はよくわかります。
先進国の人々は恒常的に上下型的になっています。
またSNSをよく利用する人々は2種的な頭や感受性の使い方になっています。
7月に天王星が双子座に移動すると、ますますこの上下的感覚が亢進します。
少なくとも、2025年の私は、季節に関わらず、歯の治療をして良し、としています。
星々の運行と、50年前と比べた日本の四季の変化と、情報空間と身体との連接具合を考慮に入れると、動かすべきでなかったはずの整体の型が動いてしまうんです。
歯の治療の影響は操法で取り除けます。
元々歯の治療の影響を受け難い身体にすることもできます。
今現在生きている人間がさらに溌剌と生きていけるための整体操法であるべきだと思います。
過去は過去でしかなく、こだわりを捨てる時に来ています。
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