子供の時から整体協会に通っていた女性が来たんです。
その方は本部に通っていて、ロイ先生の操法をずっと受けていた(「体癖は聞いても教えてくれなかった」とのこと)そうです。
ダン先生がなさっていた子供向けの整体合宿(皆で貸し切りバスで何処かに連れて行かされて合宿したんだって)にも行ったりしていたと。
自分の初めての出産の時も完全に整体式で産んだそうです。
たまたま私と完全に同学年同い年の方なんです。
整体エリートという感じの方で、非常に興味深い話を色々伺ったのですが、現在は整体から離れています。
それで、私の道場に何しに来たのかというと、星読みに来たんですね。
笑ってしまいますね。
ぐるっとひっくり返ってるというか。
まあ、私が星読み出来るということで、依頼があり、それに答えたんです。
なんで野口整体の道場で、整体エリートと整体指導者が、星の運行について話し合っているんでしょうか。
理由は様々あるわけですが、深いところで、野口整体に対する我々なりの距離感というものがあるんですね。
それが、顕在化した一日でした。
自分にとっては、野口整体も占星術も、実益というよりも哲学よりです。
こうすると健康になるとか、こうすると金持ちになるとか、そういうことではなかったりするんです。
微妙に。
そういった要求にも対応できますし、自分でもその方向の事を実行しますが、それだけだったらつまらないものです。
この日は、野口整体の知識や技術では対応できないことを、占星術の知識と技術で対応したんです。
整体エリートと整体指導者が。
我々二人とも、このことをよく認識していました。
あえて言えば先般の月食の影響だったんでしょうが(3年続くといわれています)、もっとずっと深いところで何かが変動している印象です。
2時間ばかりずっと喋ってましたが、多くの理解を得て、実に有意義でした。
ホロスコープは無意識を象徴的に認識するための指標です。
眺めていると、穴が開いていることに氣が付きます。
その穴は盲点のようなもので、自分の目では本来視えないはずのものです。
その穴の中に入っていくことは出来ないので、ただひたすらその中空を眺めて、詳細に解析するんです。
言葉にするだけで、こちら側には現実感がないのですが、向こう側には現実感があるんです。
未来を観ているんではなくて、自分たちを知るための一つの方法なんです。
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