覚書。
操法時、拇指は使わない。
氣を拇指に集注する。
使っているのは氣。
瞬間を繋ぐ。
切らない。
終わる前に始める。
始めた瞬間に終わらせる。
力が入ると、切れる。
反射的に反抗されるので、そおっと押さえる。
抵抗できない、抵抗されない、力の範囲は狭い。
その範囲で動く。
息を切らない。
殺すつもりでないなら、他人の身体は自分の身体である。
吸っていい吐いていい状況にもっていく。
普通の人は息を、社会に管理されている。
社会の息を破る。
もう一つ吐かせる。
するともう一つ吸う。
もっと吐けるもっと吸えることを身体に教える。
「人を跨ぐ」ことは日本社会では非常識。
だから術者も被術者も変性意識に入る。
背骨から無意識の領域に触れられる。
背後から内部表現が書き換えられる。
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