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執筆者の写真湯本裕二

扁桃腺を取ったところ

更新日:2023年12月6日

扁桃腺を若い頃に取ってしまった方。


それ以来、風邪を引くと喉の奥が爛れるとのこと。

見せて頂くと、扁桃腺が腫れる代わりに喉の以前あった扁桃腺の周囲の辺りが真っ赤になって腫れて爛れている。


何の為に取ったのか、と考えてしまいます。

ご本人も後悔されていました。


結局のところ今も喉が腫れているわけで、喉は喉なんでしょうね。

なんでも細かく、細分化してわかった氣になるよりも、喉のことは喉、と大雑把に捉えて、対処していく心構えを学びました。


因みに喉の腫れは基本的には腎臓の問題です。

この方には腎臓を休ませる方向の操法をしていきました。

喉が腫れるのも食を細くする為に、身体内の自然の秩序が正常に働いているわけで、食を控えめにしていれば収まります。


(付記)

この風邪を経過した後、この方が20年間悩んでいた仙椎の痛みが取れたと報告されました。

観たところ、腰が変わっていました。

8種体癖の方の捩じれ風邪だったので、喉と股関節を通して腰を変えたのでしょうね。

あらためて、病気は自分で治すものだと実感いたしました。

自分で治したものは圧倒的に保ちます。


整体操法はこの身体の自然治癒力を活発にするものです。

操法は病気を治すための技術ではなく、潜在している力を呼び起こし、身体を自ずと強くするためのものであると、再確認しました。


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