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小さい音、小さい動き

小さい音で演奏される、若しくは意図して小さい音で録音されている音楽があります。

 

好事家はそういったサウンドを「物音系」などと称します。

 

まあ私もそういった音楽は好きなわけです。

 

ゴソゴソ物音が鳴っているだけだったりするんですが、物質や音塊そのものに集注するという行為が愉しいんですよ。

 

それで私は戯れに音楽や音を頭の中で再生することがあるんですけど、ある人を操法中に、ふと頭の中でその物音で構成された楽曲を再生したんです。

 

その瞬間、操法の理解が大きく深まったんです。

 

大きく動いたら駄目なんですよ。

小さく動くんです。

 

意図したり、理論で動いたら駄目なんですよ。

 

石と石を擦り合わせて小さな音を出すような集注が最善なんです。

 

この場合、この二つの石は、被施術者と施術者なんですが、この二人を接触させて擦っているのは、人間でなく天然なんです。

 

芸術だけが、我々をこういった意識状態に導いてくれるんです。

 

こういった時にだけ、良い意味で病を忘れられるんです。

 

病を忘れない限り、病は消えません。

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