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執筆者の写真湯本裕二

学校は行かなくもよい

更新日:7月4日

親としては子供にはすんなり学校に行って欲しいわけです。

 

痛いほどわかります。

 

友達もお子さんでも学校に行けなくなり、フリースクールに通っている子がいますが、私立の学校に入れるくらいのお金が掛かります。

話を聞くに、とても大変です。

 

自分にも幼児園に通っている子供がいますが、もし小学校に行けなくなったら、とんでもなく大変なことは目に見えています。

 

きっと仕事や生活が破綻するでしょう。

 

そんな折、学校に行きたくないと言って、行くのを止めた、10代の少女の操法をする機会がありました。

 

操法自体は季節と体癖の操法が中心でした。

 

その為、梅雨の皮膚と神経と目の操法という感じだったのですが、希望が見えなくなっている所で、自分の意志で登校を止めるという決断によって、皮膚や目が変わってくるような勢いがありました。

 

3年半の波は高潮で、強氣でした。

 

最後、親御さんの前で、言うべきか否かというところもあるのですが、「学校なんて、行かなくていいんだよ」と彼女に言いました。

 

自分は学生時代には無理矢理学校に行っていましたが、苦痛でならなかった。

 

高校の後半は学校をさぼってレコードを買いに行ったり映画を観に行ったりしていました。

 

高校に行く乗り換えの駅が神保町でしたので、古本や中古楽器や中古レコードを学校帰りに買うためだけに学校に通っていました。

 

その後社会に出て知ったことですが、私にとっては学校どころか、日本の社会自体に怒りと嫌悪しか感じないわけです。

 

私の若い頃には自分のこの感覚を肯定してくれる大人は周囲にはいなかった。

 

いたらもっと救われていて柔和でいられたでしょう。

 

子供たちがドロップアウトしなくてはならない状況を作っているのは大人たちなんです。

 

ただ一方で私は退職した中学校の先生のお身体を観たり、息子のお友達のお父さまが小学校の先生だったりするわけです。

 

色々話を聞くに、個人の力量ではどうにもならない状況であることも今では理解できます。

 

兎に角、大人になった我々は、よくよく考えて行動すべきです。

 

一挙手一投足を子供に観られています。

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