以前学校の先生をされていたという方の操法。
とにかく身体が固いんですね(笑)。
それはもう私がびっくりするくらいです。
意識で身体を統御することを長年なさって来たから、こういう身体になるんです。
こちらは、真面目ないい先生だったんだろうなと思うわけですよ。
あっちこっち壊されてるんですけど、負担を全部ご自身で背負うんですね。
私なんかは裏側から人間を観てますでしょう。
毎日。
その方の身体を通して「学校の実体はこうだったんだ」と思うんです。
私は学校が嫌いで、いわゆる不良ではありませんでしたが、教師も憎んでいて言うことも聞かない生徒だったのですが、いかに過酷な労働環境か、ということをお教えいただいて、自然と感じ方が変わってしまいました。
悪いのは国と制度で、その歪が教育の現場に現れているのだと思います。
一番あってはならないことなんですが。
とにかく、良い先生だった方のお腹を、悪い生徒だった私が押さえるんですよ。
指導者として。
こういうことが、人生の後半には起きるんです。
こういうことが生きることの醍醐味だと思いませんか?
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