私にとっての健康は、「自由にやりたいことやっている」という状態を指します。
やりたいことを思いのままにやっていると、ほとんどの場合で寿命は縮みます。
動物園の動物は、野生の動物と比べると、寿命が2倍から3倍あるとのことです。
野生状態というのは非常なストレスが掛かります。
食べたいものがいつでも食べられるわけでもなく、行きたいところに何時でも行けるわけでもないのです。
次にいつ食べられるか分からなければ、好きでなくても捕れただけを大量に食べなくてはならないし、動きたくなくても捕食の為には歩かなくてはなりません。
怪我も病気も増えます。
しかし、彼ら野生動物は「自由にやりたいことやっている」わけです。
故に短命です。
動物園にいる動物は人間の都合で大事に飼われています。
故に長命です。
野口晴哉先生は「全生とは長命のことではない」ということをおっしゃっていました。
健康観というものは様々なのですが、健康的に生命活動を行いながらも長命であるということは難しいのではないかと思います。
私は煙草も吸い酒も飲みますが、健康です。
病氣になり、怪我もしますが、健康です。
たとえ私の人生が短命に終わったとしても、一貫して健康のままです。
皆さまにも、病気や怪我や老いを恐れずに生きて欲しいのです。
整体操法や個人指導というのは、本質的には病氣や怪我を治す為にあるのではないのです。
生命を全うする為にあるのです。
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